葵まつり (1)

4月に転勤して水辺の職場に移り、毎週のようにカニさんやフナムシさんに出会えるしあわせな生活を送っています。それにしても、ヘドリアン帝国な川底でけなげに生きてるものだなぁ。というか、絶対可憐チルドレンがヤバイ。なんかもう、毎週5,6回ぐらい読み返してしまってる。なんでこんなに面白いんだ。というわけで、今週の感想。葵主役で、薫と紫穂のいない京都編なんだけど、むしろ「あほながいこくのひと」ケン祭り。靴脱いで新幹線ギャグで2ページ強も使ってる。初登場葵パパの出番よりも長いっすよ。超能力をあほなことに使うことにかけては定評のある本作ですが、超度6の遠隔透視能力を使ってわざわざ脱いだ靴を目視確認って面白すぎる。久々に登場したキャラなので、名刺代わりに能力を軽く披露してみせるのは基本に忠実な演出だけど、ギャグ冴えてるなぁ。新撰組お父さんが刀を抜くシーンもすごい。漫画ひとコマに期待される量をはるかに超える情報が詰まっている。刀の鈍い光がお父さんの無駄な覚悟完了っぷりを表現しているし、葵はテキトーな描画の足と顔でノリノリ、しかもケンがさらに斜め上を行く勘違いっぷり炸裂。お母さんは普通に驚いてるだけのように見えるけど、この場面で普通に驚くのは実は変なことで、皆本ぐらい怯えて取り乱すぐらいが正常なリアクション。お母さんのおっとりとした性格は、少々常軌を逸しているのではないかと考える所存であります。みんなも葵ママと結婚するのがいいと思う。んで、来週は明日のなさそうな二人組みの悪漢と対決? メアリー抜きでケン単独任務ってのが謎。超感覚者ひとりで戦闘はつらいよ? 三島由紀夫の「金閣寺」がヒントらしいので、えーと、クライド達は京都の町を変な美意識でヘンテコに芸術化してしまう文化テロリストなのではないかと予想してみる。んで、美しい日本を守るために、メアリー不在にもかかわらずケンが立ち向かうわけです。そういえば、今回はケン以外は誰も超能力使ってないっすね。めずらしい。まあ薫は飛んでたけど、あれは超能力じゃなくてキャラ特性 (MPを消費しない) なので。